
「魔術師のおい」

この物語には、魔法が溢れています。魔法の指輪、世界と世界の間の林、
鐘と槌、ほろびのことば、などなど。もちろん冒険心をくすぐる展開があなたを待っています。
ちょっとドキッとするのがこのシーン。
「魔術師のおい」より (以下斜字部はすべて本から抜粋したもの)
…「待って!」とポリー。「この池に目印をつけておかなくていいの?」
ふたりはまじまじと顔を見あわせました。
そして、ディゴリーがしようとしていたことが、どんなに恐ろしいことかわかって、ふたりの顔が、さっと青ざめました。
この林には、いくつも池があり、どの池もみな同じようですし、どの立木もそっくりなのです。
ですから、もし何の目印も残さないで、いったん、もとの世界に帰れる池からはなれてしまったがさいご、
ふたたびその池を見つけ出すことは、百に一つの運でしかないでしょう。…
気づいてよかった!油断は禁物です。でも冒険心が騒いだら忘れてしまいそうなところ。
魔術師であるアンドルーおじは、最初すごく不気味で、そして意地の悪いひとでしたが、
ナルニアで動物たちに木と勘違いされて植えられ、水をかけられたりと、最後にはちょっと滑稽でした。
この本には、ナルニアのはじまり、街灯あと野のはじまり、魔女がナルニアに入ったはじまり、
そしてのちにピーターたちがナルニアへ来るきっかけとなる衣装だんすについてなど、
ナルニア国ものがたりを読む上で楽しい話がたくさんあります。
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