

「馬と少年」
砂漠、タシバーンの都の華やかさ、王子に間違われたり、
タイムリミットぎりぎりの冒険、なんだかアラビアンナイトを思い出させる物語。
墓の近くでシャスタが一人、夜を過ごす場面。
寂しく恐い中、やってきたのはライオンかと思いきや、ネコでした。
「馬と少年」より (以下斜字部はすべて本から抜粋したもの)
…「やあ、ネコさん。」とシャスタは息をつきながらいいました。
「おまえにまた会えてよかったな。ぼく、とても恐ろしい夢を見ていたんだ。」
そういって、シャスタは、夜になったばかりのときそうしたように、
すぐさま、ネコと背中あわせに、横になりました。
ネコのからだのぬくもりが、シャスタのからだじゅうにつたわってきました。
「ぼくは、一生、二度とネコにはいじわるしないぞ。」
シャスタは、半分はネコに、半分はじぶんにいいきかせました。
「ぼく、一度いじめたことがあるんだよ。飢え死にしかかった、
汚ないおいぼれの野良ネコに石を投げたのさ。おい!やめてくれよ。」
ネコが、いきなりむきを変えて、シャスタを引っかいたのです。
「もうよせったら。ぼくのいったことがわかったわけでもないくせに。」
シャスタはそういうと、眠りこんでしまいました。…
わたしももしこんな時にネコがいたら、きっと背中あわせになるでしょう。
すごく安心するんだろうな。このネコ実はアスランなんですよね。
シャスタもアラビスもブレ−もフインも、この冒険を通して、大きく成長します。
印象的なのは、シャスタがアラビスをライオンから救おうと、
ブレ−からとびおり、ライオンに向かっていくシーン。
このあと、仙人の家でブレ−は、逃げた自分を振り返ってすっかり落ち込んでしまいます。
でもそこに気づいたことで、ほんとうにブレ−は成長できた気がします。
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